@article{oai:ic.repo.nii.ac.jp:00000397, author = {Hozumi, Satoshi and 穂積, 訓}, journal = {茨城キリスト教大学紀要 II,社会・自然科学, Journal of Ibaraki Christian University}, month = {}, note = {寒冷地に生息するトガリフタモンアシナガバチ(Polistes riparius)は,繭の表面を暗色化する特徴がある。本研究では,この繭表面の暗色化が持つ熱特性に着目し,巣の模型(以下,模型巣)を使って野外および実験室で温度を測定して検証した。また,ガリフタモンアシナガバチの創設メスによる温度調節行動についても合わせて調査した。ガリフタモンアシナガバチの繭の表面は黒褐色で,明度は28%であった。実験で用いる模型巣には,明度を4段階に設定した仕切りを繭としてつけた。模型巣の内部温度を野外でしたとき,巣内の温度は明度が低い巣ほど上昇した。模型巣の間の温度差は,風が強いほど小さく,風が穏やかなときほど高かった。実験室の温度測定において,無風条件では明度の低い巣ほど温度の上昇は高くなった。一方,風が強くなると,繭の明度による温度の変化は小さくなった。最後に,これらの結果から,繭の暗色化と温度調節の関係,およびガリフタモンアシナガバチの寒冷地の適応について議論する。}, pages = {235--244}, title = {アシナガバチの巣における暗色化した繭の熱的特性}, volume = {50}, year = {2016}, yomi = {ホズミ, サトシ} }