@article{oai:ic.repo.nii.ac.jp:00000894, author = {FURUI, Hitoshi and 古井, 仁}, journal = {茨城キリスト教大学紀要 II.社会・自然科学, Journal of Ibaraki Christian University II. Social and natural sciences}, month = {}, note = {本稿は,新興国で事業を行う先進国多国籍企業が,現地市場開拓のために,現地で差別化製品(バラエティ)の開発に乗り出す場合に必要となる需要獲得型の投資(フラグメンテーション)に成功する経済学的な条件を提示し,このタイプの投資が実行された後の,閉鎖経済下での市場均衡,および貿易を考慮に入れた場合の効果を分析している。フラグメンテーションの成功条件として,現地向けの製品開発にかかる固定的な費用を分散化させる数量拡大効果,需要の価格弾力性を考慮した価格・品質適正化(製品多様化)の重要性を,模式図等を用いて示した。市場均衡分析の結果からは,現地国の実質賃金率が上昇すると,労働供給が増えない場合,バラエティ生産企業は供給量を減少させることを確認した。需要獲得型の投資の場合,規模の経済が働きにくくなる。貿易を入れたモデル分析からは,需要者の数が増加することでバラエティ生産企業への需要が拡大し,利潤機会も拡大し既存企業は生産規模を拡大するが,労働に対する超過需要による実質賃金の上昇をともなうと,一部の企業を市場から退出させ,その結果国内で生産されるバラエティ数は減少という結果を示した。}, pages = {161--171}, title = {多国籍企業の現地化と需要創造}, volume = {53}, year = {2019}, yomi = {フルイ, ヒトシ} }