@article{oai:ic.repo.nii.ac.jp:00000907, author = {Ejiri, Keiko and Matsuzawa, Akemi and 江尻, 桂子 and 松澤, 明美}, journal = {茨城キリスト教大学紀要 II.社会・自然科学, Journal of Ibaraki Christian University II. Social and Natural Sciences}, month = {}, note = {これまでの欧米の研究により,障害のある子どもを育てる親の中でも,ひとり親の母親は両親世帯の母親に比べて,就労率が低いことや,収入が低いこと,精神的健康度が低いことが報告されてきた。しかし,我が国でもこうした傾向がみられるのかどうかは調べられていなかった。そこで本研究では,知的障害のある児童生徒( 6 ~18歳)を育てる日本人母親210名(配偶者のいる母親183名,配偶者のいない母親27名)から得た質問紙の回答を分析し,上記の問題を検討した。質問項目としては,母親に関する基本的な属性(年齢,就労の有無,教育歴,サービスの利用など)の項目のほか,健康関連QOL尺度が含まれた。分析の結果,ひとり親で障害児を育てる母親は,両親世帯で育てる母親に比べて,就労している割合が高いこと,一方で,収入は低いことが明らかとなった。また,健康状態としては,配偶者の有無にかかわらず,障害児を育てる母親は,同じ年齢の日本人女性に比べて,精神的健康度が低いことが明らかとなった。以上のことから,今後,ひとり親で障害児を育てる母親へのより一層の経済的支援や健康のケアが必要であることが示唆された。}, pages = {119--129}, title = {障害児を育てるシングルマザーにおける就労・経済状況と健康状態}, volume = {54}, year = {2020}, yomi = {エジリ, ケイコ and マツザワ, アケミ} }